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精彩欠いたバイデン氏、NYタイムズが「強力な人物必要」と撤退促す…トランプ氏「年齢ではなく能力の問題」

読売新聞 / 2024年6月29日 18時13分

28日、米ノースカロライナ州で行われた選挙集会で演説するバイデン大統領=AP

 【ワシントン=池田慶太、淵上隆悠】米民主党のジョー・バイデン大統領(81)は28日、11月の大統領選から撤退しない考えを表明した。前日に行われた共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)との第1回大統領選テレビ討論会では、精彩を欠いたことから高齢への不安が広がった。民主党内で今後、候補差し替えの圧力が強まるかが注目される。

 バイデン氏は討論会から一夜明け、ノースカロライナ州で選挙集会に参加し、「自分が若くないことは分かっている。以前ほど楽に歩けない。以前ほど滑らかに話せない。以前ほどうまく討論できない」と率直に認めた。

 その上で「心の底からこの仕事をやり遂げられると信じていなければ、再び出馬はしない」と述べた。「打ちのめされても立ち上がる」と語り、選挙戦を戦い抜く決意を強調した。

 バイデン氏は討論会で数秒間、言葉に詰まるなど不安定な言動が注目を浴び、民主党の一部では候補として疑問視する声が出始めている。2020年の大統領選でバイデン氏を支持した有力紙ニューヨーク・タイムズは28日の社説で、「米国は共和党候補に対抗できる、より強力な人物を必要としている」としてバイデン氏に撤退を促した。

 これに対し、元大統領のクリントン氏やオバマ氏がバイデン氏支持を改めて表明するなど沈静化を図る動きも活発になっている。

 一方のトランプ氏は28日、バージニア州で開いた集会で、前夜のバイデン氏との討論会について「我々の国を破壊しようとしている男に対し、大きな勝利を収めた」と強調した。民主党内には他に有力な候補がいないとして、候補差し替えが「起きるとは思えない」と否定的な見方を示した。

 バイデン氏の高齢不安に関し、3歳下のトランプ氏は「年齢ではなく能力の問題だ」と指摘した。

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