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中国が「体重管理」キャンペーン、企業やホテルに体重計…成人の半数が過体重か肥満で危機感

読売新聞 / 2024年6月30日 19時42分

太めな人が目立つ北京市内。中国政府は生活習慣病を予防するキャンペーンを新たに展開する(28日)=大原一郎撮影

 【北京=川瀬大介】中国政府は、体重を適切に管理し、糖尿病など生活習慣病を予防する全国キャンペーンを新たに展開する。成人の半数が過体重か肥満に分類される状況に危機感を強めているためで「肥満大国」からの脱却を目指す。

 6月26日の国家衛生健康委員会などの発表によると「体重管理年」と題したキャンペーンでは学校や企業、ホテルなどに体重計を設置し、各地に健康的な食事を提供する食堂を開設。学校では糖分が高い食品を販売しないようにし、体を動かす時間を毎日1時間設ける。

 中国では経済発展に伴う生活や食習慣の変化による肥満化が社会問題となってきた。

 政府が2020年に発表した報告によると、肥満度を示すBMI(体格指数)などを基準に「過体重」と「肥満」に分類された18歳以上は50・7%に達した。30年には65・3%に上昇し、肥満がきっかけで必要になる医療費は4180億元(約9兆2000億円)に達するとの予測がある。国際糖尿病連合によると21年の糖尿病患者(20〜79歳)は世界最多の推定約1億4100万人に上るという。

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