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岡本和真の打順変更ついに示唆した阿部監督だったが「考えて1杯飲んで寝たんだけど翌朝やっぱり4番だなと思って」

読売新聞 / 2024年7月1日 6時0分

1回2死3塁、先制適時打を放つ岡本和(捕手・石原)=桐山弘太撮影

 巨人3―2広島(セ・リーグ=30日)――巨人が3カードぶりの勝ち越し。一回に岡本和の適時打などで3点を奪い、菅野が六回途中1失点で6月2日以来の白星。広島は中盤から追い上げたが、一歩及ばず。

          ◇

 前日、巨人の阿部監督は「打線がそこで切れてしまうことが多々ある」と、好機で凡退した岡本和の打順変更を示唆していた。「考えて、1杯飲んで寝たんだけど。翌朝、やっぱり4番だなと思って」。自らも現役時代に務めた4番は、簡単には代えられなかった。

 一回、岡本和がその期待に応える。二死三塁の好機で打席へ。フルカウントからファウルで2球粘った後のチェンジアップを、大振りせず中前にはじき返した。「先制点の走者をかえせて良かった」。主砲の一打から打線がつながり、小林までの4連打で大きな3点を奪った。

 打順が変わる可能性があったことについて、試合後の本人は「別に何も思わなかった」と語ったが、今季全試合で4番に座ってきた意地はあるだろう。2割台前半の得点圏打率にも納得していない。だから、打撃練習の前にはベンチ裏に足を運び、二岡ヘッド兼打撃チーフコーチとのティー打撃に臨んだ。

 二岡ヘッドによれば、岡本和は「悪くなると体と手がすごく離れる」。練習は力を抑えて打つため逆方向にいい打球が飛ぶが、試合では強く振ろうと力み、その癖が出ていたという。「特訓」で徹底したコンパクトなスイングで結果を出し、阿部監督は「振り回さなくてもすごい打球がいくので。何かをつかんでくれたらいい」とうなずいた。

 6月は特にバットが湿りがちだった岡本和は、この日が28歳の誕生日だった。「7月、また頑張りたい」。節目に放った決勝打を、浮上のきっかけにしたい。(井上雄太)

巨人・阿部監督「(一回に)3点取れたのは大きかった。(適時打の若林は)ポテンシャルは素晴らしいので、どんどんチャンスをあげたい。(今カードを)勝ち越せたことはすごく大きい」

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