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23年度の国の一般会計税収は72・1兆円、4年連続で過去最高の見通し…法人税伸びる

読売新聞 / 2024年7月1日 20時35分

財務省

 2023年度の国の一般会計税収が72・1兆円程度となり、4年連続で過去最高を更新する見通しとなった。好調な企業業績を受け、法人税などが伸びた。税収が70兆円を超えるのは22年度(71兆1374億円)に続いて2年連続となる。

 複数の政府関係者が明らかにした。財務省が近く発表する。

 毎年度の税収は、3月期決算企業の法人税などが入る5月分までが集計対象となり、財務省が7月初めに発表している。23年度分については昨年11月時点で69兆6110億円と見込んでいた。

 所得税、消費税、法人税の基幹3税のうち、円安の進行や値上げの浸透を受けて企業業績が大きく伸び、法人税が見込みを大幅に上回った。企業の賃上げが広がって給与所得が増えたことなどを背景に、所得税も堅調に推移している。

 税収の上振れ分の一部は補正予算などの財源になり得る。過去最高を更新することで、与党内で新たな経済対策などでの歳出圧力が強まる可能性がある。

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