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石川祐希、フランスと「差はそんなに感じない」…東京五輪「金」に惜敗も手ごたえ

読売新聞 / 2024年7月2日 11時48分

相手のブロックをかいくぐり、得点を狙う石川祐希(c)volleyballworld.com

 【ウッジ(ポーランド)=平地一紀】ポーランドのウッジで6月30日に行われたバレーボールのネーションズリーグ(NL)の男子決勝で、日本は東京五輪金メダルのフランスに1―3で敗れ、準優勝となった。五輪、世界選手権、ワールドカップ(W杯)を含めた主要国際大会での2位は1977年のW杯以来、47年ぶり。石川祐希(ペルージャ)と山本智大(大阪ブルテオン)が大会優秀選手に選ばれた。

 試合後の日本選手の表情は、すがすがしかった。主な国際大会では47年ぶりとなる準優勝。決勝で11得点の西田有志(大阪ブルテオン)は「(優勝を)勝ち取るにはどういう工夫をしなきゃいけないかというのは、ここ(決勝)に立たないとわからない。経験できてよかった」と語った。

 堅守と力強い攻撃を武器とするフランスに懸命に、日本は食い下がった。粘り強く強打を拾い、ともに押し切られたものの第3、4セットは紙一重の接戦。「差はそんなに感じなかった」と振り返った石川は、「本当に1点を取り切れるかどうかだと思う」と力を込めた。

 相手の強打を臆せずにレシーブし、関田誠大(ジェイテクト)の正確なトスを石川らが決めきる連係の妙は、世界屈指の完成度と言える。東京の8強を超える成績をパリ五輪で収めるには「本当に細かい部分の質」(山本)の向上が鍵を握る。

 負傷でポーランドでの試合を欠場した高橋藍(サントリー)も五輪本番での復帰を目指す。「五輪のメダルが現実的にイメージできる大会になった」と石川。金メダルに輝いた1972年ミュンヘン大会以来となる五輪の表彰台へ――。勢いは増している。(平地一紀)

日本・ブラン監督「石川は少し疲れが出たようだ。最終戦で敗れて銀メダルで終わったので少し残念だが、ここからは五輪への準備に最善を尽くしたい」

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