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池江璃花子はリオデジャネイロ大会で7種目を泳いだ…伸び盛りの高校生だった8年前

読売新聞 / 2024年7月26日 11時0分

リオデジャネイロ五輪の女子100メートルバタフライ決勝で入賞した池江(手前は銀メダルのオレクシアク)=2016年8月7日

 パリオリンピックの競泳女子で3大会連続のオリンピック出場となる池江璃花子(横浜ゴム)が、日本時間27日夜、日本代表の先陣を切って女子100メートルバタフライ予選に登場する。個人種目では2016年のリオデジャネイロオリンピック以来、2大会ぶりの出場だ。高校1年生で出場したリオ大会では、日本人選手最多の7種目への出場を果たし、100mバタフライでは5位入賞するなど活躍した。その活躍を振り返る。(デジタル編集部)

 リオ大会の前年、15年に、14年ぶりの中学生代表として夏の世界選手権(ロシア・カザニ)に出場した池江はその年10月のワールドカップ(東京)の100mバタフライで当時の日本新記録となる57秒56で優勝した。さらに16年の年明けに行われた東京都選手権では100m自由形で、日本女子で初めて54秒の壁を破る53秒99の日本新(当時)を出すなど100mバタフライも含む大会4冠を達成。4月の日本選手権(兼五輪選考会)でも50m自由形、100mバタフライ、200m自由型の三冠で五輪切符をつかんだ。

 高校1年生、こわいもの知らずの若さで迎えたリオ五輪は7種目にエントリーすると、得意の100mバタフライでは予選、準決勝、決勝と三たび日本記録を更新し、決勝では56秒86で5位入賞(着順は6位だったが、後に失格者が出て繰り上がり)を果たした。

 当時、パワー系の選手が幅を利かせ、レベルが上がっていたこの種目で決勝レースの3レーンを泳いだことだけでも快挙だが、世界の壁は厚かった。特に池江にとっては同じ16歳で隣の2レーンを泳いだ銀メダルのペニー・オレクシアク(カナダ)に敗れたことは、少なからずショックだった。同じ年の選手には負けたくない。「その子に勝たないと、金メダルは見えてこない。あと4年、技術面を磨いて、精神力を備えたい」と語っていた池江。そのオレクシアクは次の東京大会でも200m自由形やリレー種目で計3個のメダルを獲得した。

 池江は2019年2月に白血病と診断されたことを公表し、療養を経て競技復帰後の21年東京五輪ではリレーメンバーとして出場した。

リオ大会での池江の競技結果は以下の通り

▽100メートルバタフライ決勝  56秒86(5位)
▽400メートルリレー決勝    3分37秒78(8位、第2泳者)
▽200メートル自由型予選   1分58秒49(5組6着で準決勝に進めず)
▽100メートル自由型準決勝  54秒31(2組7着で決勝に進めず)
▽800メートルリレー決勝    7分56秒76(8位、第4泳者)
▽50メートル自由形予選    25秒45(9組7着で準決勝に進めず)
▽400メートルメドレーリレー予選 3分59秒82(1組5着で決勝に進めず 、第3泳者のバタフライ)

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