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バスケットボール女子日本代表は東京大会準々決勝でベルギーに1点差勝利…パリで因縁の再戦

読売新聞 / 2024年7月29日 11時0分

東京五輪女子バスケットボール準々決勝で、死闘を繰り広げた日本とベルギー

 2021年の東京オリンピックで銀メダルを獲得したバスケットボール女子日本代表が29日(日本時間30日未明)の1次リーグ初戦、アメリカ戦に登場し、2大会連続のメダル獲得に挑戦する。(デジタル編集部)

 1次リーグC組の日本(世界ランキング9位)は、アメリカ(同1位)、ドイツ(19位)、ベルギー(6位)と対戦する。アメリカとは前回東京大会に続いての同組だ。決勝トーナメント進出のカギを握るのはベルギーとの第3戦だろう。東京大会では準々決勝で対戦し、第4クオーター残り16秒で劇的な勝利を挙げた相手だ。

 パリ五輪に臨むベルギーは2月の世界最終予選でアメリカ、セネガル、ナイジェリアと同組となった。初戦のアメリカ戦、ベルギーは後半途中で10点以上をリードするなどアメリカを苦しめたが、第4クオーター、79-79の大接戦となった終了直前、アメリカが残り1秒を切ったところでオフェンスリバウンドを押し込むブザービーターで辛くも逃げ切り、ベルギーは大魚を逃がした。ベルギーは2勝1敗で五輪切符を獲得し、パリで日本と因縁の対戦をする。開幕直前の21日に強化試合で対戦があり、日本はベルギーに65―75で敗れた。

プレーバック東京2021

東京オリンピックの日本は1次リーグB組に入った。

第1戦 日本74-70フランス

 世界ランキング10位の日本は同5位のフランスとの対戦。前半を34-36で折り返すと、第3クオーターは持ち味のチームディフェンスが機能して3点リードで終了。第4クオーターは66-66の同点の残り2分から高田真希、長岡夕貴のシュートで格上に競り勝つ。結果的にこの勝利が大きく効いた。

第2戦 日本69―86アメリカ

 五輪7連覇を狙う絶対的王者のアメリカとの対戦。体格で上回る相手に対して3点シュートで迫ろうとしたが、成功率は相手の43%に対して26%にとどまり、スコアを伸ばせなかった。

第3戦 日本102―83ナイジェリア

 日本は3点シュート19本(成功率49%)を決めて快勝し、16年リオデジャネイロ大会に続き、2大会連続の8強入りを決めた。

準々決勝 日本86―85ベルギー

 リバウンドを奪えず、相手の連続攻撃を浴びて劣勢に陥った日本は1次リーグで活躍した得点源の林咲希が徹底的にマークされ、なかなかシュートを打たせてもらえない。最大13点差をつけられるなど、第3クオーターを終えて61-68。苦しい後半だったが、第4クオーター、宮沢夕貴が連続でスリーを沈めてチームを鼓舞する。宮沢はこの試合で7本のスリーを決めた。一進一退の攻防から83-85と2点をリードされた日本は残り20秒、最後の勝負に出た。ゴール下に切れ込んだ町田瑠唯から、外で待ち受けていた林へのキックアウト。パスを受けた林がフェイクを入れて冷静に相手をかわし、すかさず放った3点シュートはリングに吸い込まれた。残り16秒で逆転に成功し、そのまま86―85で逃げ切った日本が史上初の4強入りを決めた。

準決勝 日本87―71フランス

 町田の1試合18アシストという記録が生まれ、ボールがよく回った日本が1次リーグでも破ったフランスを圧倒。

決勝 日本75―90アメリカ

 日本は序盤から高さとパワーでアメリカに圧倒され、前半を39―50で折り返した。相手の高さの前に再三、シュートをブロックされ、ここまで躍進の武器となった3点シュートの成功率も26%にとどまった。世界トップの壁は厚かったが日本は5度目の五輪出場で男女通じて初のメダル獲得という歴史的快挙を成し遂げた。

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