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バスケット男子日本代表の東京大会は3戦全敗…八村塁、渡辺雄太らがパリで「悲願の1勝」目指す

読売新聞 / 2024年7月26日 7時0分

東京五輪、徹底マークされて苦しんだアルゼンチン戦の八村塁

 パリオリンピックに2大会連続連続8度目の出場を果たしたバスケットボールの男子日本代表。開催国枠で出場した東京オリンピックを除き、自力で決めた五輪出場としては、1976年のモントリオール大会以来、48年ぶりとなる。

 男子の五輪での成績は過去7大会で12勝33敗(モントリオール大会の1勝は不戦勝)。最高順位は56年メルボルン大会と64年東京大会の10位だ。3年前の東京大会では1次リーグ3戦全敗で敗退した。パリ大会も1次リーグはドイツ、フランス、ブラジルといずれも世界ランキング上位の強豪と同組になったが、米プロバスケットボール協会(NBA)で5シーズン目を終えた八村塁を軸に、72年ミュンヘン大会以来の「1勝」を目指す。(デジタル編集部)

男子日本代表、2021東京大会プレーバック

 男子日本代表(世界ランキング42位)は、東京五輪開幕前最後の強化試合で同7位のフランスを81―75で破った。八村塁(ウィザーズ)がチーム最多の19得点を挙げ、渡辺雄太(ラプターズ)が18得点、9リバウンドをマークしての「歴史的勝利」で、勢いをつけて本大会に臨んだ。

日本77-88スペイン(7月26日)

 C組初戦の相手は世界ランキング2位のスペイン。19年のワールドカップ(W杯)を制して、強豪相手に、日本は前半で28-48とダブルスコアに近い点差をつけられた。後半は八村のシュートなどで追い上げたが77―88で敗れた。チーム最多の20得点を挙げた八村は、相手ブロックに体勢を崩されながら、左手1本でダンクをたたき込むなど、NBA選手4人を擁するスペインを相手に健闘したが及ばなかった。

日本81―116スロベニア(7月29日)

 日本の第2戦は、初出場ながら世界ランキング16位のスロベニア。初戦で1試合48得点を挙げた、NBAのスター選手、22歳のルカ・ドンチッチ(マーベリックス)が中心のチーム。日本は八村を軸に攻撃を組み立て、田中大貴(A東京)が3ポイントを連続して決めるなど序盤は食い下がったがスロベニアの守備を崩し切れず、試合が進むにつれて八村の個人技頼みの展開に。

 主将の渡辺雄太(ラプターズ)がドンチッチとマッチアップしたが、スロベニアはドンチッチにマークが集まると、効果的にパスを回してバリエーションを加え、25得点をマークしたドンチッチを含めて5人が2けた得点。八村が34得点の孤軍奮闘だった日本との層の違いを見せつけた。

日本77―97アルゼンチン(8月1日)

 2連敗した日本だが、3戦目に勝利すればC組3位で準々決勝に進めることが決まって迎えたアルゼンチン戦。フリオ・ラマス監督の母国でもある南米の強豪相手に、悲願の1勝を目標に臨んだが、エース八村が徹底マークされ、1次リーグ3試合では最少の13得点に封じられて、77―97で敗れた。

 日本は馬場雄大(メルボルン・ユナイテッド)のドライブや、渡辺雄の正確なシュートで食らいつき、第3クオーターでは一時、4点差に迫った。しかし、NBAの現役、元選手を数多く擁するアルゼンチンは、勝負どころを心得ていた。41歳のスコラを中心に要所で3点シュートを決められ、反撃ムードは断ち切られた。

 日本は19年W杯での5戦全敗に続き、2年後の五輪も3戦全敗となり、世界での1勝は遠かった。渡辺雄は、「戦えている時間帯はあった。間違いなく成長した」と涙ながらに語った。「僕らはこれからのチーム」と八村。手応えと、悔しさが交じった大会となった。(選手の所属チームは当時、)

2021年東京五輪男子日本代表

富樫勇樹(千葉)、比江島慎(宇都宮)、八村塁(ウィザーズ)、ベンドラメ礼生(渋谷)、渡辺雄太(ラプターズ)、金丸晃輔(島根)、馬場雄大(メルボルン・ユナイテッド)、エドワーズ・ギャビン(千葉)、田中大貴(A東京)、シェーファー・アヴィ・幸樹(三河)、渡辺飛勇(琉球)、張本天傑(名古屋)

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