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旧大口病院の3人点滴死、久保木愛弓被告の無期懲役確定へ…死刑求刑の検察も上告断念

読売新聞 / 2024年7月3日 17時28分

旧大口病院(2017年9月撮影)

 横浜市の旧大口病院で2016年、入院患者3人の点滴に消毒液を混ぜて中毒死させたとして殺人罪などに問われた元看護師・久保木愛弓被告(37)を無期懲役とした2審・東京高裁判決について、東京高検は3日、上告を断念すると発表した。弁護側も上告しない方針で、無期懲役刑が確定する。3日が上告期限だった。

 同高検の伊藤栄二・次席検事は「適法な上告理由が見いだせなかった」とのコメントを出した。

 検察側は1、2審で死刑を求刑したが、21年11月の1審・横浜地裁の裁判員裁判判決は「更生の可能性がある」として無期懲役とし、今年6月の2審判決も支持していた。

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