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「海猿」にあこがれ、海保初の女性潜水士に…1%未満の狭き門越え配属を待つ

読売新聞 / 2024年7月4日 5時0分

潜水士の養成研修を終えた浜地さん(広島県呉市で)

 海上保安庁で初めて、女性の潜水士が誕生する。第7管区海上保安本部の五島海上保安署(長崎県)に所属する浜地多実さん(23)。広島県呉市の海上保安大学校で3日に養成研修の閉講式があり、今後、海難事故などで救命活動にあたる潜水士としての配属を待つ。

 浜地さんは小学1年の時に潜水士を描いた映画「海猿」を見たのがきっかけで水泳を習い始めた。2020年に海上保安学校に入り、21年に海上保安官に任官。全海上保安官で1%に満たない狭き門を目指し、養成研修に参加するための選考を昨年11月に突破した。

 2か月間の研修では、水中で無呼吸のまま2分30秒過ごしたり、海中に造られた沈没船に見立てたコースを進んだりする訓練をこなした。女性の参加は浜地さんが初めて。指導した谷崎祐志潜水教官(37)は「ものすごいやる気や負けん気があった」と語る。

 現在、全国で121人が潜水士として配属され、今回の研修で「合格」した17人が加わる。浜地さんは「潜水士を目指す女性から目標とされる潜水士になりたい」と話す。

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