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新1万円札に沸く埼玉県深谷市、祝賀ムード…市長が日銀総裁から受け取った「AA000006AA」披露

読売新聞 / 2024年7月6日 14時18分

ビアフェス会場でも新1万円札発行を祝うくす玉開きが行われた(3日午後7時18分、深谷市で)

 20年ぶりとなる新紙幣が発行された3日、1万円札に登場した実業家・渋沢栄一の地元の埼玉県深谷市は、喜びに沸いた。2日深夜から3日夜にかけ、小島進・深谷市長がフル回転でイベントに参加し、「祝賀ムード」を演出。大野知事や渋沢ゆかりの企業などからも祝福の声が上がった。

 深谷市役所の駐車場で3日夕、渋沢が設立に携わった大手ビール3社(キリン、アサヒ、サッポロ)のビールで祝杯をあげる「ビアフェス」が開かれ、来場した約3500人の市民らが、新札発行の喜びを分かち合った。会場には、市内の飲食店やキッチンカーなど20店舗以上が集結。蒸し暑い中、来場者はビールで喉を潤し、食事を楽しんだ。

 サッポロビールの村上幸治埼玉支社長(50)は「渋沢さんの先見性が事業に結び付き、これだけ多くの皆さんにビールを飲んでいただけるまでになった」と感動を語った。

 午後7時には、念願の小さい記番号が記された1万円札を手にした小島市長が到着。番号は「AA000006AA」。日本銀行の植田和男総裁から受け取ったものだといい、小島市長が来場者にお披露目すると、大きな歓声が上がった。

 深谷市の自営業の男性(54)は「渋沢は地域の誇り。新札発行を機に、多くの人に深谷に足を運んでもらい、地域が盛り上がればうれしい」と話した。贈呈された新札は、当面の間、市役所1階の多目的ホールで展示される。

 新札の発行に先立ち、同市 八基 やつもと地区の渋沢栄一記念館では、2日夜から3日未明にかけ、新札発行を祝うカウントダウンイベントも行われた。会場には市民ら300人以上が詰めかけ、3日午前0時に合わせてカウントダウンを開始。「新札発行おめでとうございます!」とのかけ声で、小島市長らがくす玉を割り、会場は歓喜の渦に包まれた。

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