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「健康でタフ」重視、五輪サッカー男子18人…監督「経験を積みに出場するわけではない」

読売新聞 / 2024年7月4日 9時18分

パリ五輪に臨むサッカーU―23日本代表のメンバーを発表する大岩監督

 日本サッカー協会は3日、パリ五輪に出場するサッカーU―23(23歳以下)日本代表メンバー18人を発表し、細谷や藤田、4〜5月の五輪最終予選を兼ねたU―23アジア杯でメンバー外の斉藤らが選ばれた。フル代表に名を連ねる久保(レアル・ソシエダード)やGK鈴木彩(シントトロイデン)、これまで主力を担ってきた松木(F東京)は外れた。3人まで登録できる年齢制限外のオーバーエージ(OA)は一人も選ばれなかった。

久保、松木選外

 2022年のチーム発足以来、大岩監督は計87人を招集して力を見極めた。選考で重視したのは「健康でタフであること」。1次リーグから中2日で試合が続く本番を見据え、心身のコンディションが良い選手を優先した。U―23アジア杯で2得点と活躍しながら、帰国後に不調で休養期間もあった山田(東京V)が外れたのは象徴的だ。

 松木の選外について、山本昌邦ナショナルチームダイレクターは「移籍の可能性があるため、出場の確約が取れなかった」と説明した。ただこうした不確定要素はこの世代の代表活動では常につきまとってきたもので、首脳陣は選手個々に戦術を教え込む時間を設けるなどして浸透を図り、誰が出ても遜色ないチーム作りに腐心してきた。U―23アジア杯より5人少ない18人で戦うため、藤尾や三戸らのように複数のポジションをこなせることも大きな判断材料となった。

 指揮官は「経験を積みにパリ五輪に出場するわけではない。必ずファイナルに進んで金メダルを取るという目標のもと、第一戦から一歩ずつ階段を上がりたい」と意気込む。戦うごとに一体感を増して五輪切符をつかみ取った「大岩ジャパン」。1968年メキシコ大会の銅以来、日本はメダルに届いていないが、見据える目標はさらにその先にある。(林田晴樹)

          ◇

 けが人が出た場合などに備えたバックアップメンバーは次の通り。

 ▽GK 佐々木雅士(22)(柏)▽DF 鈴木海音(21)(磐田)▽MF 山田楓喜(22)(東京V)、佐野航大(20)(NECナイメヘン)

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