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支援学校の小学4年の男児に体罰、男性教諭が頬や膝をたたく…過去にも不適切な指導

読売新聞 / 2024年7月4日 11時7分

 和歌山県立紀伊コスモス支援学校(和歌山市)の男性教諭が、知的障害と身体障害のある小学4年の男児に、頬や膝をたたく体罰を加えていたことが同校への取材でわかった。教諭は過去にも大声を出すなど不適切な指導をしたとして、教頭から口頭注意を受けており、同校は児童、生徒を指導する業務から外した。県教育委員会は事実関係を調査し、処分を検討する。

 同校によると、男性教諭は6月3日、外遊びの後に靴を履き替えないで階段を上がった男児を指導した際、頬や膝をたたいたという。男児にけがはなかった。

 男性教諭は、体罰について自ら同校に申し出ることはなく、見聞きした教員の報告も2日遅れだった。男性教諭は学校側の聞き取りに「焦っていて、たたいてしまった。反省している」と話しているという。

 上村弘幸校長は取材に「子どもたち、保護者に大きな不安を与え、申し訳ない」と謝罪している。

 同校は、知的障害と身体障害の児童生徒を対象にした特別支援学校で、小学部、中学部、高等部で計267人が学んでいる。

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