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国内初のアフリカゾウ人工授精、現地から精子輸入…10月頃にも妊娠判明

読売新聞 / 2024年7月4日 15時4分

人工授精が行われたアフリカゾウのマオ(4日、盛岡市で)=冨田大介撮影

 盛岡市動物公園「 ZOO ズー MO 」は4日朝、国内初のアフリカゾウの人工授精を行った。国内でのアフリカゾウの繁殖は、2013年に愛媛県の「とべ動物園」で、ペアの間に子どもが生まれた例を最後に途絶えている。今回成功すれば、10月頃にも妊娠が判明する見通しだ。

 人工授精に臨んだのは雌のマオ(22歳)。これまでも何度か人工授精を試みようとしたが、精子の輸入手続きに時間がかかるなどして見送りになっていた。

 今回は、ゾウの人工授精で実績を持つドイツ人博士らを招き、南アフリカで採取した輸入精子を使用して実施。辻本恒徳園長(63)は「個体数維持のためにも意義深く、貴重な一歩となった。まずはマオにお疲れさまと伝えたい」と話した。

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