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中国空軍、タクラマカン砂漠に米軍F22・F35に模した標的設置…在日米軍基地を想定か

読売新聞 / 2024年7月4日 21時31分

新疆ウイグル自治区の衛星写真。F35などを模した標的が写っている(5月撮影)=グーグルアースから (c)2024Airbus

 【北京=吉永亜希子】香港有力紙・星島日報によると、中国新疆ウイグル自治区のタクラマカン砂漠に、米軍の最新鋭戦闘機を模した標的が複数設置されていることが判明した。中国空軍が攻撃訓練を実施している可能性があるという。

 同紙の1日の報道によると、5月末に撮影された衛星写真に滑走路のようなもののほか、米軍の高性能ステルス戦闘機F22や最新鋭ステルス戦闘機F35を模した標的が写っていた。滑走路には弾痕が残り、模擬の標的の中には、破壊されているものも複数あった。F35は米海兵隊の岩国基地(山口県)に配備されているため、在日米軍基地を想定しているとの指摘もある。

 タクラマカン砂漠では過去にも、米軍の原子力空母やミサイル駆逐艦を実物大で模した標的が確認されている。中国軍が実戦を想定し、攻撃力向上を図っているとみられる。

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