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バイデン大統領、討論会後に健康診断受けたこと明かす…「ポスト・バイデン」候補らと結束アピール

読売新聞 / 2024年7月4日 23時34分

 【ワシントン=池田慶太】米民主党のジョー・バイデン大統領(81)は3日、ホワイトハウスで全米の民主党州知事らとの会合に臨み、11月の米大統領選での再選に向けて支持を取り付けた。出馬辞退を求める声が党内から出る中、後任として名前の挙がる有力知事らとの結束をアピールしたが、世間の注目は後任選びに移りつつある。

 会合には対面、オンラインで約20人の知事が出席し、カマラ・ハリス副大統領も同席した。会合後、ニューヨーク州のキャシー・ホークル知事は記者団に「私たち全員が彼への支持を誓うと伝えた」と語った。バイデン陣営は、参加した知事全員がバイデン氏の勝利に向けて取り組むことを再確認したと説明した。

 会合は、バイデン氏が精彩を欠いた先週のテレビ討論会後、知事側の提案で急きょ実現した。最新の世論調査ではバイデン氏に厳しい結果が次々と明らかになっている。しかし、バイデン氏側から十分な説明がないことに知事らは不満を募らせていたという。

 米紙ニューヨーク・タイムズなどによると、非公開の会合では6人以上の知事が大統領選の見通しについて懸念を表明した。メーン州の知事はバイデン氏に対し、年齢は問題ないとしつつも「人々は立候補できるとは思っていない」と率直に現状を伝えたという。バイデン氏は席上、討論会後に健康診断を受診済みで、「問題ない」と語ったものの、医師から軽い診察を受けただけで、精密検査は行われていないとされる。

 一方、バイデン氏が撤退表明した場合の後任として、政権ナンバー2のハリス氏のほか、知名度の高いカリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事、行政手腕で定評のあるミシガン州のグレッチェン・ホイットマー知事らに注目が集まる。バイデン氏との会合後、ニューサム知事は声明で「大統領から聞いたのはただ一言、『全力で取り組む』ということだ。私もそうだ」と述べた。ホイットマー知事もSNSで支持を表明した。

 党内では、後任を巡る水面下の争いが激しくなっているとの見方もある。バイデン氏の長年の盟友、ジェームズ・クライバーン下院議員はバイデン氏が撤退すれば、有力候補同士による「ミニ予備選」を開催するべきだと主張している。

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