1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

数々の映画ロケ地となった「最北の秘境駅」廃止へ…大正時代に開業、JR宗谷線・抜海駅

読売新聞 / 2024年7月5日 10時15分

来春で廃止の見込みとなった抜海駅。6月には100周年の式典が行われ、多くの人が参加した(稚内市で)

 北海道稚内市は、2021年度から続けてきた市内のJR宗谷線・抜海駅の維持管理を、今年度で終えることをJR北海道に伝えた。これにより、25年3月のダイヤ改正に合わせ、駅は廃止となる見通しだ。

 市によると、抜海駅の維持管理の継続可否を問う書面に対し、継続しないと回答した。6月28日付。

 JR北は19年12月、利用者減を理由に、無人駅となっている抜海駅の廃止方針を提示。市は、21年度から駅を維持管理してきた。

 その後、地域と代替交通確保の協議も進む中、23年7月、維持管理費負担を24年度で終える方針を示しており、今回、JR北に正式に伝えた形だ。

 除排雪や施設修繕など、駅の維持管理費は21年度約74万円、22年度約54万円だった。23年度は約90万円と見込まれている。

 抜海駅は1924年(大正13年)6月25日に開業。鉄道ファンには「最北の秘境駅」として知られ、これまで数々の映画やドラマのロケ地となった。先月23日には、開業100周年を祝う記念式典があり、石の記念碑の披露などが行われた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください