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セコマ「ホットシェフ」廃油、バイオ燃料に…出光興産など3社が建設現場に供給へ

読売新聞 / 2024年7月5日 13時44分

 石油元売りの出光興産(東京)と産業用ガスのエア・ウォーター(大阪)、ゼネコンの鹿島建設(東京)の大手3社は、北海道内で使用済み食用油から製造した燃料を軽油に混ぜ、建設機械の燃料として活用する事業に乗り出した。近く建設現場への供給を始める予定だ。

 廃用油や菜種油などを原材料とした液体燃料は「バイオディーゼル燃料」と呼ばれる。化石燃料の代わりに使うことで、脱炭素や廃棄物のリサイクルを進める効果があるとされる。

 新事業では、道内のコンビニ「セコマ」が手がける総菜「ホットシェフ」の調理で使われた食用油を回収し、バイオディーゼル燃料に加工。エア・ウォーター子会社の石狩工場で、出光が製造した軽油に最大5%混ぜて、道内で稼働する鹿島建設の重機や発電機の燃料に使う。

 出光によると、バイオディーゼル燃料は、軽油への混合率が5%以下であれば国の基準を満たし、軽油と同様に扱える。まだ活用例が少ないため、トラブルを起こさないよう出光が品質をチェックするという。

 当面は道央の建設現場から始め、年間で最大1600キロ・リットルの供給を目指す。出光の広報担当者は「品質管理を十分に行いながら、新たな燃料の供給体制を構築して普及につなげたい」としている。

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