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ガザ新停戦案、イスラエルが代表団派遣を決定…5日にも交渉の可能性

読売新聞 / 2024年7月5日 11時53分

 【カイロ=田尾茂樹、ワシントン=田島大志】イスラエル首相府は4日、ベンヤミン・ネタニヤフ首相がパレスチナ自治区ガザでの戦闘を巡る新たな停戦案の交渉に向け、代表団の派遣を決めたと発表した。ロイター通信によると、イスラエル対外情報機関モサドのダビッド・バルネア長官が仲介国のカタールに向かっており、5日にも交渉が行われる可能性がある。

 首相府によると、ネタニヤフ氏は4日、米国のバイデン大統領と電話で会談し、代表団を派遣すると伝えた。一方で「(イスラム主義組織ハマス壊滅を含む)あらゆる目標を達成した後にのみ、戦争を終わらせる」と従来の姿勢を改めて強調した。

 米政府高官は4日、バイデン氏との電話会談でネタニヤフ氏の反応が「詳細かつ建設的で心強いものだった」と記者団に述べ、停戦交渉に進展が見られるとの認識を示した。

 ハマスは3日、仲介国を通じて新停戦案に対する新たな提案をイスラエル側に伝えた。ロイター通信は、関係筋の話として「提案には重要な進展がある」と報じたが、実際に交渉が動き出すかどうかは予断を許さない。

 新停戦案は、バイデン氏が5月31日にイスラエルの提案として明らかにした。6週間の停戦、全人質の解放と恒久的な敵対行為の停止、ガザ再建の3段階で構成されている。「ハマス壊滅」を掲げるイスラエルに対し、恒久停戦を求めるハマスは全ての人質を解放する前にイスラエル軍がガザから撤収するよう要求したため、新停戦案は具体的な交渉に至っていない。

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