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ソニーが録画用ブルーレイディスク生産終了へ、光ディスクの記録メディアから完全撤退「市場が縮小」

読売新聞 / 2024年7月5日 18時12分

ソニー

 ソニーグループは、録画用ブルーレイディスク(BD)の生産を終了する。録画容量が大きいハードディスクドライブ(HDD)の利用拡大や、動画配信サービスの普及によりBD市場が縮小しているためで、光ディスクを使った記録メディアの生産からは完全撤退となる。

 家庭用の販売終了の時期は量販店などと調整する。BDの録画・再生機の開発、生産は継続する。生産終了に合わせ、光ディスクや記録用磁気テープを生産する宮城県の開発・生産拠点では、250人規模の希望退職を募る。ソニーグループ広報は「市場の縮小が続き、構造改革が必要と判断した」としている。

 ソニーグループは1986年に光ディスクを使った記録メディアを発売し、小型化や容量の増加などで世界をリードしてきた。パナソニックなどとともにBDの開発を主導し、2000年代には、東芝やNECなどが推す「HD DVD」とBDの間で起きた高画質DVDの規格統一を巡る競争にも勝利した。

 調査会社BCNによると、録画用BDの国内販売枚数のシェア(占有率)で、ソニーグループは23年度、18・8%で3位だった。電子情報技術産業協会(JEITA)の調べでは、BDの録画・再生機の出荷台数は、11年の678万台から23年には121万台に減少している。

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