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舌戦ラストスパート、陣営が街や駅でアピール…東京都知事選挙あす投開票

読売新聞 / 2024年7月6日 0時2分

都知事選の候補者の演説に耳を傾ける有権者ら(5日夕、東京都千代田区で)=野口哲司撮影

 過去最多の56人が立候補した東京都知事選は7日、投開票日を迎える。17日間に及ぶ選挙戦は最終盤に入り、各候補は都市部に多い無党派層を取り込もうと必死の訴えを続けている。舌戦も残すところあと1日。各陣営のラストスパートを追った。

 序盤は公務を優先し、街頭演説を控えていた現職の小池百合子候補(71)。選挙戦10日目の6月29日、23区で初の街頭演説を北千住駅西口(足立区)で行うと、今月2日以降は毎日、秋葉原駅(千代田区)などのターミナル駅近くで、通勤客が多い時間帯を狙ってマイクを握る。

 5日夕は新宿駅前で、吉住健一・新宿区長とともに演説し、「皆さんの命と日々の足を守るため、鉄道駅のホームドア設置を加速させたい」と訴えた。

 陣営幹部は「途中で息切れする恐れがあったのでペースをコントロールしていたが、(小池氏)本人はずっとうずうずしていた。最後は後悔しないよう、走り切らせてあげたい」と話す。

 露出度アップに躍起なのは、前参院議員の蓮舫候補(56)。5日朝は、JR大塚駅前(豊島区)に立ち、通勤客らに笑顔で「よろしくお願いします」と声をかけて選挙ビラを配った。午後には有楽町駅前(千代田区)と蒲田駅前(大田区)で街頭演説を行った。

 告示後は1日1〜2回、ターミナル駅などで大規模な街頭演説を行っていたが、今週からは「会いに行ける、会いに行く蓮舫」をキャッチフレーズに、朝の駅頭でのあいさつや選挙カーでの遊説も始めた。

 SNSでは、演説のほか、愛犬との触れ合いなどプライベートの様子を頻繁に投稿。若手の環境活動家らとの討論をライブ配信し、若者層へのアピールも強化している。

 小池候補は自民と公明、蓮舫候補は立憲民主と共産と、それぞれ支援を受ける政党の支持層をある程度固めた。終盤戦は、無党派層への浸透を図っているとみられる。

 一方、特定政党の支援を受けない広島県安芸高田市前市長の石丸伸二候補(41)は5日、千代田区内の公園で演説し、「皆さんの力で東京都を動かして、そして日本を動かしてみせてください」と訴えた。

 1日10か所以上の街頭演説のペースは終盤に入っても変わらない。具体的な政策よりも、自己紹介や政治姿勢に焦点を当てた演説内容も同様だ。陣営幹部によると、知名度アップを優先させているという。

 元航空幕僚長の田母神俊雄候補(75)は、建設会社員や接客業の女性などを集めた個人演説会をこまめに開催するようになった。自身への支持が比較的高い層を調べ、対象を絞り込んでいるという。繁華街での街頭演説にも力を入れ、票の掘り起こしを図っている。

 5日は、原宿駅前(渋谷区)でタレントのデヴィ夫人らと街頭に立ち、「必ず東京を安全で豊かな街にしていく」と力強く語った。

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