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竜王戦決勝トーナメント3回戦、斎藤慎太郎八段が141手で高野智史六段下す…準々決勝で広瀬章人九段と対戦へ

読売新聞 / 2024年7月5日 22時57分

斎藤慎太郎八段(5日、大阪市の関西将棋会館で)=若杉和希撮影

 藤井聡太竜王への挑戦者を決める第37期竜王戦決勝トーナメント(本戦)3回戦、斎藤慎太郎八段(31)と高野智史六段(30)の対局が5日、大阪市の関西将棋会館で行われた。勝負は同日夜、141手で斎藤八段が勝ち、準々決勝進出を決めた。

 斎藤八段の先手で始まった本局は、相掛かりの戦いとなった。中盤で駒得を果たした斎藤八段が攻勢に出たものの、高野六段も容易に決め手を与えず、終盤は混戦となった。ひたひたと迫る高野六段に対し、斎藤八段は自陣に駒を投入して徹底抗戦。息詰まる攻防が繰り広げられたが、最後は斎藤八段が鮮やかに寄せ切った。

 勝った斎藤八段は準々決勝で広瀬章人九段(1組4位)と対戦する。

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