イギリスのスターマー新首相、就任直後にバイデン氏と電話会談…ウクライナ支援継続で一致

キア・スターマー首相＝ロイター

　【ロンドン＝蒔田一彦】英国のキア・スターマー首相は５日の就任直後に米国のバイデン大統領と電話で会談した。米英両政府の発表によると、バイデン氏はスターマー氏の首相就任に祝意を伝えた。両氏は米英の「特別な関係」を確認し、ウクライナ支援の継続で一致した。

　英側の発表によると、スターマー氏は「英国のウクライナ支援は揺るぎないものだ」と強調した。米英豪による安全保障の枠組み「ＡＵＫＵＳ（オーカス）」での協力や、「自由で開かれたインド太平洋」の確保に向けた取り組みも引き続き進める考えを示した。９日からワシントンで開かれる北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）首脳会議に出席する。

　スターマー氏は５日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領とも電話で会談した。ゼレンスキー氏は会談後、「スターマー氏が英国の揺るぎない支援を再確認してくれたことに感謝している」とＸ（旧ツイッター）に投稿した。