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政治資金パーティー案内状に「ご入金のみ」欄、田畑裕明衆院議員が謝罪「未熟な判断」…違法性は否定

読売新聞 / 2024年7月8日 1時19分

反省の弁を述べる田畑氏(5日、富山市で)

 自民党の田畑裕明衆院議員(富山1区)が国会で政治資金規正法の改正案を審議している最中に政治資金パーティーを開催しようとした問題で、田畑氏は5日、富山市内で記者会見を開き、「党が信頼回復に取り組む中、未熟な判断だった」と謝罪した。野党から追及された案内状に「ご入金のみ」との選択肢を設けたことについては違法性を否定した。

 この日の記者会見では、報道陣から「なぜこの時期にパーティーを開こうとしたのか」との質問が相次いだ。田畑氏は「まったく不適切な判断。深く反省している」と答える一方、具体的な理由は「未熟だった」を繰り返して明言を避けた。今後の開催については「現時点で語る資格はない。信頼回復に全力を尽くす」と述べた。

 また、案内状で「ご入金のみ」の選択肢を設けたパーティーは2022〜24年に計7回開催しており、約230の個人・団体が入金のみを選択したという。

 国会では、野党から出席を前提としない「ご入金のみ」は寄付にあたり、パーティー収入として政治資金収支報告書(収報)に記載すれば同法違反となると指摘された。田畑氏は、後に対価の資料を送付するので違法性はなく、寄付を求める意図はないと強調。収報も訂正しないとしつつも、「不信を招く表現で今後このような紛らわしい表現は使わない」と語った。

 田畑氏は6日、富山市内で開く党会合で支援者や地方議員に説明する予定だ。

 後援会幹部は「支援者が気にしているのは、住民に寄り添って謙虚に説明する姿勢があるかどうかだ」と指摘。市連所属の県議は「次期衆院選では表面上は皆応援するだろうが、心を込めて支援してもらえるかどうかは今後の対応次第だ」とくぎを刺した。

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