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FRBの利下げ開始「9月」の見方強まる…6月の米雇用統計、人手不足の緩和傾向で

読売新聞 / 2024年7月6日 22時30分

米連邦準備制度理事会=ロイター

 【ワシントン=田中宏幸】米労働省が5日発表した6月の雇用統計は、景気動向を反映する非農業部門の就業者数や賃金の伸びが緩やかなものとなり、失業率も4・1%と3か月連続で悪化した。人手不足の緩和傾向が示されたことで、市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ開始が9月になるとの見方が強まっている。

 6月の就業者数は前月比20・6万人増となり、前月から伸びが鈍化した。公表済みだった4、5月の就業者数も下方修正され、3か月平均の増加ペースは24・9万人から17・7万人に低下した。インフレ(物価上昇)の沈静化に向けてFRBが注目する賃金の伸びも鈍化傾向を示しており、6月の平均時給は前年同月比3・9%増と、前月(4・1%)から縮小した。

 この結果を受け、市場関係者の見通しを反映する米シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の5日夜時点のデータでは、FRBの利下げ時期を9月と見込む投資家の割合が7割超となった。また、5日のニューヨーク株式市場では、利下げへの期待からIT企業の銘柄が多いナスダック総合指数が上昇。終値は前営業日比164・46ポイント高の1万8352・76で、4営業日連続で過去最高値を更新した。

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