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300本のろうそくで「祈」の文字…西日本豪雨6年「命の尊さ心に刻む活動を続けたい」

読売新聞 / 2024年7月6日 23時43分

ろうそくの明かりで浮かび上がった「祈」と「2024」の文字(6日夜、岡山県倉敷市真備町で)=吉野拓也撮影

 死者300人以上(災害関連死を含む)を出した2018年の西日本豪雨から6日で6年となった。被害が集中した広島、岡山両県の各地で追悼行事が行われ、参列者は犠牲者の 冥福 めいふくを祈った。

 浸水などで74人(同)が死亡した岡山県倉敷市真備町では同日夜、市役所の真備支所駐車場で、約300本のろうそくに火をともして「祈」と「2024」の文字を浮かび上がらせた。

 災害の記憶を伝承しようと、住民団体が19年から実施しており、被災者ら約70人が揺らめく火を見つめ、亡き人に思いをはせた。住民団体メンバーで、自宅が浸水で全壊した小野美佐子さん(54)は「7月6日は特別な日。被災を忘れず、命の尊さを心に刻む活動を、小さくてもいいので今後も続けたい」と話した。

 西日本豪雨では18年7月6〜8日に11府県で大雨特別警報が発表され、広島、岡山、愛媛の3県では関連死を含めて281人が死亡。3万8820棟の住宅が被害を受けたが、この6年間で仮設住宅は完全に解消された。愛媛県宇和島市に最後まで残っていた4戸の提供が今月5日に終了した。

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