1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

防衛省、パワハラで「背広組」複数幹部を懲戒処分へ…部下に対し威圧的な言動か

読売新聞 / 2024年7月7日 5時0分

防衛省

 部下に対してパワハラ行為をしたとして、防衛省が近く、法令の作成や政策立案を担う「背広組」の複数の幹部を懲戒処分にする方針を固めたことがわかった。政府関係者が明らかにした。

 同省は2022年、元自衛官の女性が実名で性被害を公表した問題などを受けて、20万人を超える全自衛隊員を対象にしたハラスメントに関する特別防衛監察を実施。昨年12月には「制服組」と呼ばれる自衛官を中心に計245人の処分が発表された。悪質と判断された将官級の幹部自衛官は2階級降任となった。

 政府関係者によると、調査範囲を背広組の防衛官僚に広げて調べたところ、複数の幹部によるパワハラ行為が確認された。部下に対して威圧的な言動を繰り返し、精神的な苦痛を与えたとされる。

 防衛警備を任務とする自衛隊では、部下は上官の命令に服従することが求められるため、ハラスメントが起きやすい土壌があると指摘される。同省は根絶に向けて「防止月間」を設けるなど重点的に対策に取り組んできた。

 しかし、現場の部隊などで活動する制服組だけでなく、背広組の幹部にもハラスメント疑惑が浮上したことで、問題の根深さを改めて露呈した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください