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あの懐かしい校舎をもう一度、学食の一番人気メニューも再現…卒業生向け母校訪問ツアーを初企画

読売新聞 / 2024年7月7日 13時0分

「大勢の人に参加してもらえれば」と呼びかける枋谷さん(徳島県美馬市で)

 徳島県立脇町高校(美馬市)の卒業生を対象にした母校訪問ツアー「大人のオープンスクール」が10月13日、同校で開かれる。卒業生からの懐かしむ声を受け、美馬観光ビューローが初めて企画した。すでに60歳代から大学生まで幅広く問い合わせがあるといい、担当者は「校舎などをもう一度歩き、青春時代を振り返っていただければ」と参加を呼びかけている。(大島渉)

 同校は1896年、県立尋常中学校第一分校として開校。高校は1948年に設置され、56年に現在の校名となった。現在の校舎は76年3月までに建設され、耐震工事などを経て現在も利用されている。

 ビューロー職員で、自身も同校を卒業した枋谷郁弥さん(29)は約2年前、同校で出前授業を実施。その後、同級生の友人に「校舎が懐かしかった」などと話をすると、数人から「自分も行ってみたい」などの声が寄せられたことから、ツアーを企画したという。

 当日は午前10時45分に同校近くで集合し、案内役とともに校舎や渡り廊下、グラウンド、体育館などを見学。歴代の卒業生の集合写真が飾られている校内の芳越歴史館も訪問し、思い出話に花を咲かせる。

 当時の写真を持参してもらい、友人らと同じ場所、同じポーズで再現できるイベントも。「渡り廊下や校門前で一斉にジャンプした思い出がある。そういったことも楽しめれば」と枋谷さん。

 昼食では、学食の「一番人気」のメニューだった「カツ丼」を再現した弁当を出す。ツアー中には「休み時間」も設け、当時の高校生の飲み物として人気だった紙パックのコーヒー牛乳や紅茶を味わってもらい、懐かしさを演出する。

 枋谷さんは「高校時代の友達とは、今もつながりがあると思う。苦楽を共にした友人を誘ってもらいたい」と話す。

 卒業生とその子ども(小学生以下)が対象。参加費は卒業生2500円、子ども1700円で、参加費の一部は同校に寄付される。美馬市内で使えるデジタル地域通貨「MIMACA」1000円分が付く。

 希望者は、ビューローのホームページのフォームから申し込む。問い合わせは、ビューロー(0883・53・8599)。

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