今年上半期の国内新車販売台数は昨年同期の１３％減の２１２・７万台…ダイハツは６割減

ダイハツ工業本社。大阪府池田市で。２０２３年１２月２１日撮影。

　２０２４年上半期の国内新車販売台数は２１２万７４９０台で、前年同期に比べて１３・２％減った。昨年発覚したダイハツ工業や豊田自動織機の認証不正に伴う出荷停止が響いた。減少は２年ぶり。

　日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した。軽自動車は１７・７％減の７２万９８３９台で、東日本大震災があった１１年上半期とほぼ同じ水準となる。国内の全工場が一時、稼働を停止したダイハツの販売台数が６割減だった。

　普通・小型車は１０・７％減の１３９万７６５１台だった。レクサスを除くトヨタ自動車が２３・０％減と落ち込みが大きかった。グループで見つかった不正によって稼働が止まり、人気車種が販売できなかった。車名別では、ホンダの軽自動車「エヌボックス」がトップだった。

　６月単月の新車販売台数は、ダイハツの生産が正常化したことを受けて、前年同月比４・９％減まで回復している。