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イラン新大統領・ペゼシュキアン氏が当選後初演説…「世界との建設的な対話と交流を追求」

読売新聞 / 2024年7月7日 18時47分

6日、テヘラン郊外で演説するペゼシュキアン氏=AP

 【テヘラン=吉形祐司】イラン大統領選で当選した改革派のマスード・ペゼシュキアン氏は6日、首都テヘラン郊外のイマーム・ホメイニ びょうで当選後初の演説を行った。「新たな季節の始まり」を宣言し、米国の制裁解除の実現を改めて約束した。抵抗が予想される保守強硬派も念頭に国民の団結を訴えたが、強硬派とのさや当てが始まっている。

 ペゼシュキアン氏は「制裁や脅威、戦争の影をイランから取り除き、地域の安定した平和と協力、世界との建設的な対話と交流を追求する」と述べ、全国民に協力を呼びかけた。

 演説は保守強硬派の抵抗を意識したとみられる。大統領選の決選投票で争ったサイード・ジャリリ氏や強硬派が支配する国会、司法府にも協力を求めた。

 ペゼシュキアン氏は6日、最高指導者アリ・ハメネイ師と面会した。最高指導者事務所によると、ハメネイ師は選挙の投票率上昇を称賛し、助言を与えたという。同日の祝意声明ではエブラヒム・ライシ大統領の路線継続を求め、7日の強硬派各紙は大々的に報じた。

 精鋭軍事組織「革命防衛隊」のホセイン・サラミ司令官も祝意声明を発表した。「協力の用意」を表明する一方で、米国の経済制裁への対抗を念頭に「敵による経済戦争への勝利」を目指すべきだと強調し、選挙戦での保守強硬派の主張も盛り込んだ。

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