視覚障害者のブラインドサッカー国際大会、世界ランク３位の日本が準優勝

先制点を決めた川村怜

　視覚障害者らによるブラインドサッカーの国際大会「ジャパンカップ」の決勝が７日、大阪市で行われ、世界ランキング３位の日本は８位のモロッコに１―１からのＰＫ戦の末に敗れ、準優勝だった。

　日本は８分、ゴール正面のＦＫから左に持ち出したエースの川村怜が左足で決めて先制。前半終了間際にモロッコが速攻を決めて追いついた。後半、日本は後藤将起が惜しいシュートを放つなどしたが、ゴールは奪えずＰＫ戦へ。ＰＫ戦では最初の３人で決着がつかず、最後は５人目の選手が決めたモロッコが勝利した。

　大会は４か国が参加し、４日に開幕。日本は１次リーグを１勝１分け１敗で勝ち抜き、３戦全勝で首位通過したモロッコと決勝で対戦した。

　日本とモロッコはともに８月２８日開幕のパリ・パラリンピックに出場する。