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WBA王者・井岡一翔、IBF王者のマルティネスに判定負け…王座統一ならず

読売新聞 / 2024年7月7日 21時46分

6回、パンチを受ける井岡(右)(7日)=桐山弘太撮影

 ボクシング・スーパーフライ級世界2団体王座統一戦(7日・両国国技館)――世界ボクシング協会(WBA)王者の井岡一翔(志成)が国際ボクシング連盟(IBF)王者のフェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)に0―3の判定で敗れ、王座統一に失敗。WBA王座2度目の防衛を果たせなかった。2団体統一王者となったマルティネスは、IBF王座3度目の防衛に成功した。

手数の多い相手を止められず

 「相手が得意とする接近戦で打ち勝つ」と井岡は明言していた。典型的なファイターで、手数が多く前進してくるマルティネスに対し、下がってしまったら主導権を握られるからだ。その言葉通り、序盤から果敢に打ち合った。

 しかし左右のフックを次々と繰り出すマルティネスの回転力と、一発一発のパンチの破壊力は予想以上だった。ガードを固め、上体を細かく動かして相手パンチの威力を低減する井岡の防御は巧みだが、マルティネスは構わず迫力あるパンチを打ち続け、ペースを握った。

 井岡は中盤、ボディー攻撃が決まりだした。相手の強打をかいくぐってボディーを打つのは勇気と技術が必要だが、井岡はそれを兼ね備えている。終盤まで壮烈な打ち合いは続き、国技館の客席からは「井岡」コールがわき起こった。

 判定は、一方的だった。マルティネスの手数の多さと有効打をジャッジは評価したのだろう。井岡は大きなダメージを受けることはなかったが、ジャッジの1人はマルティネスにフルマークをつけた。「歴史的な試合になる。夢を現実にしたい」と語っていたマルティネスに、井岡は屈した。(塩見要次郎)

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