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都知事選、蓮舫氏「私の力不足」「やれるだけのことはやった」…無党派層に広がり欠く

読売新聞 / 2024年7月7日 22時15分

インタビューに応じる蓮舫さん(7日午後8時42分、東京都千代田区で)=大石健登撮影

 都知事選には55人の新人候補者が立候補したが、現職の壁を打ち破ることはできなかった。政党の全面支援を受けたり、SNSを駆使したりした候補者たちは、それぞれ敗戦の弁を述べた。

 「本当に温かい言葉と応援をいただき、楽しい戦いだった。私の力不足、非常に申し訳ない」。前参院議員の蓮舫さん(56)は7日午後8時20分頃、東京都千代田区に設けた開票センターに姿を現し、さばさばした表情で語った。

 この日は蓮舫さんを全面的に支えた古巣の立憲民主党と共産党の国会議員や都議、支援者ら約100人が集合。午後8時に小池さんの当選確実がテレビで報じられると、「え〜っ」と驚きの声が上がった。

 選挙の戦術・戦略面でミスがあったのではとの問いに対して、蓮舫さんは「(ミスは)なかった」と即答し、「やれるだけのことはやった。一回一回の演説に 渾身 こんしんの思いを込めた」と強調した。

 「反小池票」を巡って広島県安芸高田市前市長の石丸伸二さん(41)と票が割れたとの見方には、「全ての候補者をリスペクトしており、それぞれの候補に支援して入れた方の思いも含めて受けとめたい」と話すにとどめた。

 蓮舫さんが力を入れて訴えたのは、手取り収入の増加や、奨学金の返済負担の軽減といった若者支援策だった。「本物の少子化対策」として、必要性を繰り返した。得意分野とする行財政改革を都政で実施し、お金の使い道を徹底的にチェックするとアピール。立民や共産の一定の支持層は固められたが、無党派層の支持は広がりを欠いた。

 蓮舫さんは、当選を決めた小池さんに託したい思いを問われると、「小池知事にはぜひ、若い人に視点を向けて新しい政策を打ってほしい」と呼びかけた。

 今後の国政への関わりや今回の知事選が国政に与える影響については、「今日は私の思いが届かなかった結果が出た日。何が足りないのか考える時間をください。国政に与える影響を答える立場にない」と語った。

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