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休日返上の打撃練習が生んだ先制打「何とか走者をかえしたい」…巨人・岡本の執念と主砲の自負

読売新聞 / 2024年7月8日 6時0分

2回2死2塁、岡本和が適時2塁打を放つ(捕手・松本)(7日)=若杉和希撮影

 巨人7―3ヤクルト(セ・リーグ=7日)――巨人が今季2度目の同一カード3連勝。一回に岡本和の2点打、大城卓の2ランで先行し、二回に丸の2ラン、岡本和の適時二塁打で突き放した。ヤクルトは4連敗。

 ヤクルト3連戦を翌日に控えた4日午前、巨人の主砲がジャイアンツ球場で汗を流していた。暑さが厳しい中での地方遠征2連戦を終え、休養日扱いの日だったが、岡本和は打撃練習を選んだ。ファームで再調整中の坂本と談笑した後、打撃マシンに向かう。約1時間、黙々とバットを振った。

 異例とも言える主力打者の休日返上は、3試合連続で初回の先制パンチという形で実を結んだ。4得点の5日は四球を選んでつなぎ役となり、6日は2ランを放った。そして、この日は2点適時打だ。一死二、三塁、直球を振り切った打球は三塁を強襲して左前に転がった。「何とか走者をかえしたいと思って打席に入った」。執念が乗り移ったような強い打球が、三塁手・村上のグラブをはじいた。

 好機で打席を迎える最初の打者が打てば、後続の重圧は軽減される。5番大城卓は右中間への2ランで続いた。「和真が走者をかえしてくれて、少しは楽に打席に入れた」。岡本和は二回にも、二死二塁から左翼手の頭上を越える適時二塁打を放ち、相手先発のサイスニードをKOした。

 初めて巨人の4番を任された2018年6月2日から6年がたつ。どんな時も注目が集まる苦しい立場だが、今は「それが当たり前」と受け止めている。だから、準備は欠かさない。休養日にジャイアンツ球場に足を運んだのも、本人にとって特別なことではなかった。

 次カードは、ゲーム差なしとなった広島との首位攻防戦。舞台は、今季も2分け4敗と苦戦続きのマツダスタジアムだ。「いい試合があまりできていない。しっかり勝てるように頑張りたい」と岡本和。「鬼門」突破へ、主砲らしく決意を口にした。(井上雄太)

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