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小池氏、自公支持層固めたが無党派層は前回より減らす…東京都知事選挙の読売新聞出口調査

読売新聞 / 2024年7月8日 5時0分

 読売新聞は7日、東京都知事選で投票を終えた有権者を対象に出口調査を実施した。3選を決めた小池百合子氏(71)は、支援を受けた自民党、公明党支持層を手堅くまとめたほか、勝敗のカギを握る無党派層にも浸透。前参院議員の蓮舫氏(56)や広島県安芸高田市前市長の石丸伸二氏(41)らを大きくリードした。調査は240か所の投票所で実施し、有権者6891人から回答を得た。

 選挙戦では、自民党、公明党が小池氏を、立憲民主党、共産党が蓮舫氏を支援し、事実上の「与野党対決」の構図となっていた。

 投票先を支持政党別に見ると、小池氏には自民支持層の67%、公明支持層の77%が投票した。蓮舫氏には立民支持層の59%、共産支持層の71%が票を投じ、それぞれ支援政党の一定割合を固めた。一方、立民支持層の19%、共産支持層の10%は小池氏に流れていた。石丸氏も自民支持層の20%、立民支持層の18%を取り込んでいた。

 回答者全体の4割を占める無党派層の投票先では、石丸氏が36%で最も多かった。既成政党とは一線を画す立場で選挙戦を展開したことなどが好感を呼んだとみられる。小池氏も31%を獲得していたが、2020年の前回選より21ポイントも減らしていた。蓮舫氏に投票した人は17%にとどまった。

 年代別の投票先を見ると、18・19歳、20〜30歳代の若い世代では、いずれも石丸氏がトップとなった。一方、40〜70歳代、80歳以上では、小池氏を選んだ有権者が最も多かった。男性の投票先では小池氏34%、石丸氏33%とほぼ同数で、蓮舫氏は18%だった。女性は小池氏が44%と高く、蓮舫氏22%、石丸氏21%となった。

 投票する際に最も重視した政策を尋ねると、「景気や雇用対策」が22%で最も高く、「少子化対策や子育て支援」19%、「政治とカネの問題」12%と続いた。

 小池氏は「地震・台風などの防災対策」(全体の59%)、「高齢化対策や福祉政策」(57%)、「少子化対策や子育て支援政策」(51%)などを重視する有権者に強い支持を受けていた。石丸氏に対しては「教育や青少年対策」(49%)、「政治とカネの問題」(41%)などを重視する有権者の支持が目立った。

 一方、「明治神宮外苑の再開発」を重視した人の66%は蓮舫氏に投票した。蓮舫氏は、この問題を選挙戦の争点としていた。

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