カブス今永昇太、ＭＬＢオールスター選出…大谷と一緒の球宴「チャンスなので成功する秘訣を聞きたい」

ここまで７勝を挙げている今永＝ＵＳＡトゥデー

　【シカゴ＝平沢祐】米大リーグ、カブスの今永昇太投手が７日、オールスター戦（１６日、テキサス州アーリントン）のメンバーに選ばれた。日本人選手がメジャー１年目に球宴に選ばれるのは、昨年の千賀（メッツ）以来９人目。ＤｅＮＡからカブス入りした今永は、ここまで１６試合に先発して７勝２敗、防御率３・１６。

　日本選手では、ドジャースの大谷が、先発野手を決めるファン投票でカブスと同じナショナル・リーグの指名打者部門で選出されている。

　選出を受けて今永が取材に応じ、喜びを語った。主な一問一答は次の通り。

　――球宴に選ばれたことはどういう意味を持つか。

　「応援してくださるカブスのファンの方、日本でも試合を見てくれている方にいい報告ができると思う」

　――選ばれることは一つの目標だったか。

　「５月くらいまで、ある程度、自分の思い通りの投球ができて、『もしかしたら選ばれるかもしれない』というのが頭の片隅にあった。選ばれて、ものすごく光栄」

　――大谷と一緒の球宴。

　「まさかそういう場で再び会える機会があると思わなかったし、彼はこの世界でもトップを走り続けている選手。何をしているのかを見られるチャンスなので、成功する 秘訣 （ひけつ）を聞きたい」

　――登板機会があればどんな投球をしたいか。

　「自分の実力以上のことはできないので、今できる投球をして、色んな人に顔と名前を覚えてもらえたらうれしい」

　――今回の選出で感謝を伝えたい人は。

「エドウィン（・スタンベリー通訳）。通訳の業務だけでなくて、（対戦相手の）データも調べてくれて、時にボディーガードでもある。オールスターで危惧することがあるとすれば、僕の顔と名前を知らない選手が、間違えてエドウィンのことを今永だと思ってしまわないかが不安です（笑）」