高市早苗氏「一つのＩＰアドレスに１４秒に１回のサイバー攻撃」…安倍氏命日に合わせ著書発売

高市早苗経済安保相

　高市経済安全保障相の著書が８日に発売された。重大なサイバー攻撃を未然に防ぐ「能動的サイバー防御」の導入に向け、早期の法整備が必要だと訴えている。

　題名は「日本の経済安全保障」（飛鳥新社）で、国内では一つのＩＰアドレスにつき、約１４秒に１回のサイバー攻撃を受けていると言及。背景に中国人民解放軍の関与を指摘し、「サイバーセキュリティーの強化は経済安保の重要な課題だ」と主張した。法整備については「残念ながら、私の担務ではなかった。できる限り早期の整備を心待ちにしてきた」ともつづった。

　著書は、安倍晋三元首相の命日に合わせて発売された。自民党内では、著書が今秋の党総裁選に向けた公約の土台になるのではないかとの見方も出ている。