養老孟司さんの「昆虫の世界」、鎌倉で企画展…音やにおい体験ゾーンも

開会の式典であいさつする養老さん

　昆虫の研究者としても知られる解剖学者の養老孟司さんによる企画展「 蟲 （むし）？？？養老先生とみんなの虫ラボ」（読売新聞など後援）が８日、神奈川県鎌倉市雪ノ下の鎌倉文華館鶴岡ミュージアムで始まった。

　会場では、養老さんのコレクションを中心としたゾウムシやチョウ、カミキリムシの標本、虫をテーマにした絵や造形作品などを展示。虫の音やにおいが体験できるゾーンも設けた。

　開会の式典で養老さんは、「自然に対してどう向き合うか。子供たちが虫に関心を持つことは、自分に身近な自然に関心を持つということ。それを具体的に考えてもらえる機会になれば」とあいさつした。

　養老さんが実際に使った道具や机なども再現展示され、会期中、養老さんが在館の日は机に向かって作業する様子を見せたり、来場者に対応したりする予定という。

　９月１日まで（無休）。入場料は一般１５００円、小中学生１０００円。