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オリンピックの射撃競技、ライフルとクレーの違いとは

読売新聞 / 2024年7月28日 16時36分

散弾銃を構える東京五輪クレー射撃代表の中山由起枝(2020年3月4日撮影)

 パリオリンピックでは15種目が予定される射撃競技。競技としてはライフル銃やピストルを使って固定された標的を狙うライフル射撃と、空中に飛び出す標的を散弾銃で撃ち落とすクレー射撃で構成される。標的が「静」か「動」かで大きく分かれる。

ライフル射撃

 銃器が発達することにより、15~16世紀頃から競技として始まったとされる。五輪では1896年の第1回アテネ大会から実施されている。

 オリンピックでは、標的までの距離や使う銃の種類、姿勢などによって種目が異なる。標的までの距離は10メートル、25メートル、50メートルのいずれか。姿勢は三つある。片方の膝を立て、その膝の上に肘を置いて構える「膝射(しっしゃ)」、伏せて構える「伏射(ふくしゃ)」、立って構える「立射(りっしゃ)」のいずれか、または組み合わせで行う。

 使われる銃は、50メートルライフル、10メートルエアライフル、25メートルピストル、10メートルエアピストルの4種類。同心円が等間隔に描かれた標的の中心を狙って撃ち、中心に近いほど高得点になる。

クレー射撃

 競技名となっているクレーとは素焼きの皿のこと。競技では皿状の標的を狙う。オリンピックでは「トラップ」と「スキート」の2種目が行われる。

 種目によりクレーに対して何発撃てるかが異なる。トラップは横一列に配置された5か所の射台を順に移動しながら発射されるクレーを狙うが、1枚のクレーに対して2発撃つことができる。スキートは半円形に配置された7か所と半円の中心の計8か所の射台を使い、多方向からクレーを狙う。クレーは全部で25枚発射されるが、1枚出たり2枚出たりと出方はランダム。1枚のクレーに対して1発しか撃てない。

 クレー射撃では打ち落としたクレーの枚数で順位が決まり、男女別の個人戦のほか、男女混合の団体戦がある。前回の東京大会では混合トラップ団体が導入されたが、パリ大会では混合スキート団体が実施される。

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