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痛恨のバトンミスで散った東京大会の「リレー侍」…無念晴らして2大会ぶりのメダルへ

読売新聞 / 2024年8月9日 12時10分

東京五輪のリレー戦略を図解

 パリオリンピックの陸上男子400メートルリレー予選(8日)で日本が7大会連続の決勝進出を決めた。前回の2021年東京オリンピックではバトンミスによる途中棄権であっけなく散った「リレー侍」たち。9日(日本時間10日未明)の決勝で3年前の無念を晴らし、2大会ぶりのメダルを目指す。(デジタル編集部)

プレーバック東京2021

 東京大会、予選ではバトンを確実につなぐ安全策に徹した日本は38秒16。決勝に進出したチームの中で最も遅いタイムで予選を通過した。決勝は「攻めのレース」。優勝タイムを「37秒50」と読み、バトンパスで攻めた。ちなみに16年リオデジャネイロ大会で銀メダルを獲得した時の日本のタイムは37秒60(当時のアジア新記録)だった。

 決勝の走順は予選と同じで、第1走者・多田修平(住友電工)、第2走者・山県亮太(セイコー)、第3走者・桐生祥秀(日本生命)、アンカーの第4走者が小池祐貴(住友電工)。

 2走の山県は自らがスタートを切る目安となる多田の通過地点を予選時よりも「0・7足分」遠く(スタート地点方向)に設定して加速しやすくした。長さでいえば約20センチだ。練習では失敗したことがなかったのだが、この時は飛び出した山県に多田が懸命に差し出すバトンがつながらず、テイクオーバーゾーン(30メートル)内でのバトンリレーができなかった。

 海外勢との走力の差を補うために日本が世界最高レベルまで高めたバトンパスだったが、メダルへの道は最初のバトンであっけなく途切れた。

パリで予選突破も「ちょっと危なっかしかった」

 パリ大会、8日の予選はサニブラウン・ハキーム、柳田大輝、桐生祥秀、上山紘輝のオーダーで38秒06の1組4着。着順で通過できずにタイムで救われての決勝進出で、「ちょっと危なっかしかった」と試合後のサニブラウン。苦い思い出の東京五輪から3年、決勝でのバトンパスの成否が日本の大きなカギを握りそうだ。

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