1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

中古車の不足感強まる…認証不正で新車販売が停滞、登録台数が減少し価格は上昇

読売新聞 / 2024年7月10日 20時34分

 6月の中古車登録台数は、前年同月比6・7%減の50万5839台だった。前月比では2か月連続で減少した。自動車業界で相次ぐ認証不正により新車販売が停滞して買い替えが進まず、市場に出回る中古車が減っているためだ。中古車の不足感が強まり、価格も上昇傾向にある。

 日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が10日発表した。普通・小型車が前年同月比5・0%減の29万3633台、軽自動車は9・2%減の21万2206台だった。

 中古車オークション大手「ユー・エス・エス」によると、6月の中古車出品台数は6・9%減の25万5968台。平均落札額は14・2%高い123万9000円で、コロナ禍の半導体不足で新車生産が低迷した2022年9月に記録した最高値(122万1000円)を更新した。

 両連合会によると、一連の不正の影響で、今年上半期(1〜6月)の国内新車販売は212万7490台、前年同期比13・2%の大幅減だった。自販連の広報担当者は「新車販売の落ち込みが中古車市場にも影響を及ぼしている」と話す。

 全軽自協によれば、一時的に全車種が出荷停止となったダイハツ工業の生産態勢は正常化し、7月上旬の新車販売は前年を上回るペースに回復している。ただ、6月に発覚したトヨタ自動車の認証不正で、人気車種の「ヤリスクロス」などが出荷停止となっており、影響はなお見通せない。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください