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「1人紹介すれば10万円」と若者勧誘、禁止命令中に別名でマルチ商法か…元社長ら4人逮捕

読売新聞 / 2024年7月11日 12時59分

警視庁

 マルチ商法(連鎖販売取引)の業務禁止命令に従わず、別の業者名で業務を継続したなどとして、警視庁は11日、コンサルティング会社「プレジデント」(東京都新宿区)元社長の坂本新容疑者(30)(川崎市麻生区片平)ら男女4人を特定商取引法違反(禁止命令違反)容疑で逮捕したと発表した。マルチ商法の禁止命令違反での立件は全国初という。

 発表によると、坂本容疑者らは、東京都からマルチ商法の勧誘などを新たに行わないよう業務禁止命令を受けていたのに、昨年4〜10月、都内の20歳代男性ら6人にマルチ商法の勧誘行為をさせるなどした疑い。逮捕は10日。

 プレジデントなど3社は2019年10月以降、自社が運営するビジネススクールへの入会名目のマルチ商法を展開。マッチングアプリで知り合った若者らに「新規会員を1人紹介すれば10万円もらえる」と勧誘し、会員登録費や投資関連の情報商材の購入費として、入会時に約30万〜40万円を支払わせていた。

 都は昨年3月、消費者金融で借金をさせて入会金を支払わせたなどとして、特商法に基づき坂本容疑者らに対して9か月間の業務禁止命令を出した。だが、その後も「ワンハンドレッド」や「シャイン」など複数の業者名で、同様のマルチ商法が継続されていたという。

 警視庁は、坂本容疑者らが19年以降、全国の会員約2000人から計約8億5000万円の入会金を集めたとみて実態を調べている。会員の平均年齢は21・7歳だった。

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