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柔道の混合団体は男女3階級ずつ、東京オリンピックでは阿部詩が重い相手に敗れる

読売新聞 / 2024年8月3日 17時17分

 オリンピックの柔道に、男女3人ずつ計6人がチームを組む混合団体が前回の東京五輪から導入された。パリオリンピックでも実施される。東京大会では、日本が優勝候補の筆頭と目されていたが、決勝でフランスに敗れ、まさかの銀メダルに終わった。(デジタル編集部、肩書・所属は当時)

 混合団体は、男女3人ずつが戦い、どちらかが4勝した時点で終了する。戦う順番は、無作為の抽選。3勝3敗となった場合、一本勝ちの数など規定のポイント数で勝敗を決めるが、差がつかなければ、無作為に選ばれた階級の選手同士による代表戦を行う。

階級でいえば、個人戦の階級で軽い方から3番目と5番目の男子73キロ、90キロ級と女子57キロと70キロ級に加え、団体ならではの、男子90キロ超、女子70キロ超級の計6階級で行われる。この階級設定で、東京五輪では勝負のあやが生まれた。

 個人男女14階級のうち9階級を制した日本は優勝の大本命だったが、団体戦の行われる男子90キロ級の向翔一郎(ALSOK)と女子57キロ級の芳田司(コマツ)は優勝を逃していた。

 フランスとの決勝では、先鋒の女子70キロ級金メダリスト新井千鶴(三井住友海上)が敗れる予想外のスタート。さらに、個人戦でメダルを逃し、雪辱に燃えていた向は、向同様3回戦で敗れていた相手に一本負けを喫した。準決勝までの2試合は勝っていた向だったが、勝負所で苦杯をなめてしまった。続く、女子78キロ超級金メダルの素根輝(パーク24)こそ勝ったが、男子100キロ級のウルフアロン(了徳寺大職)は、男子100キロ超級のテディ・リネールに完敗し、1勝3敗に。さらに女子57キロ級で、個人で銅メダルの芳田が銀メダリストに技ありを奪われ敗れて勝負あり。73キロ級で連覇を達成した大野将平(旭化成)が登場できないまま初代王者を逃した。

また、初戦の準々決勝では、女子57キロ級に52キロ級の阿部詩(日体大)が出場し、敗れる珍しいシーンもあった。

 世界選手権の混合団体では、2017年から24年(20年は中止)まで7連覇を達成している日本。東京での雪辱をパリで果たせるか、注目だ。

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