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「え、俺も含めて2人?」…神奈川県大会7校連合、チームの一員自覚芽生え

読売新聞 / 2024年7月11日 12時52分

試合後に整列した本戸選手(右奥)ら7校連合のナイン(10日、相模原球場で)

 夏の高校野球神奈川県大会は10日、11球場で2回戦22試合が行われた。秋の県大会で優勝した第2シードの桐光学園は横浜栄の守りに苦しみ、1点差で辛勝。春の準優勝校、東海大相模は横浜桜陽に14点差をつけてコールド勝ちを収めた。

光明相模原13−3田・釜・永・明・三・海・平 

 今大会最多の7校で結成された連合チームは光明相模原にコールド負けを喫した。

 4点差をつけられた二回二死二、三塁の好機。打席に立った永谷の本戸 笑夢 えむ選手(2年)が、高めの変化球を振り抜くと、打球は右翼への適時打に。塁上で胸を反って両拳を突き上げた。

 同高入学後、意気込んで野球部の門をたたいたが、当時の部員は3年生1人だけ。「え、俺も含めて2人?」と驚いたが、週末、連合チーム各校のグラウンドで白球を追うのが楽しかった。

 しかし、いつも身近にいて相談もできた先輩が引退すると、次第に熱は低下。合同練習に参加しない期間もあった。それでも、チームメートや監督からの「お前がいないと戦力が足りない。戻ってこい」。その言葉に、部員数に悩む連合チームの一員としての自覚が芽生えた。だからこそ、敗戦が悔しい。

 同高は2027年度に統廃合する。今春の新入部員もいなかったため、自身が「永谷高野球部」最後の選手となる。来年は3年生として連合チームを引っ張り、念願の一勝をもぎ取りたい。

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