２５年春闘は６７％が賃上げ意向、前年比２１ポイント増…経済同友会に経営者にアンケート

今年の春闘の集中回答日に、各企業の回答を書き込む金属労協職員（３月１３日、東京都中央区で）

　経済同友会が１１日発表した経営者らを対象にしたアンケート調査で、２０２５年春闘での賃上げを実施予定と回答したのは６７・６％となった。前年同期に比べて２１・６ポイント増加した。

　調査は同友会の会員や地方の同友会代表幹事を対象に実施し、１８８人から回答を得た。

　年収ベースでどの程度の賃上げを予定しているか尋ねたところ、製造業で３・６８％、非製造業で３・９４％だった。

　深刻な人手不足を背景に、２４年春闘では、大手企業を中心に約３０年ぶりの高水準の賃上げが実現した。企業間で人材獲得競争が激化するなか、賃上げの実施についての経営者の意欲は高い状態にある模様だ。