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市立高生徒158人分の氏名や3学期末の成績、3か月半の間全校生徒が閲覧可能な状態に

読売新聞 / 2024年7月11日 22時18分

 群馬県の太田市教育委員会は11日、市立太田高校の生徒158人分の氏名や2023年度の3学期末の成績などの個人情報が、約3か月半にわたり、全校生徒が端末で閲覧できる状態になっていたと発表した。外部流出や悪用は確認されていないという。

 発表によると、成績情報の管理を担う教諭の1人が3月25日、成績ファイルを学校関係者用クラウドで他の教職員と共有する際、当時の1、2年生522人のうち158人分を、誤って全ての生徒が閲覧できる場所にアップロードした。今月9日に生徒の指摘で判明し、ファイルを削除した。生徒数人が閲覧したが外部流出はなく、11日に保護者説明会を開いて謝罪した。

 市教委は22年3月、校長会で成績データをクラウドで共有しないよう注意喚起。同校でも認識されていたが規則を明文化しておらず、この教諭は守っていなかった。記者会見で小内正教育部長は「大変申し訳ない。個人情報取り扱いの指導を徹底し、再発防止に努める」と述べた。

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