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足首骨折から半年、MF宮沢ひなた「スピード感戻ってきた」…なでしこJ、あすガーナ戦

読売新聞 / 2024年7月12日 9時33分

練習で汗を流す宮沢(8日)

 パリ五輪に出場するサッカー日本女子代表(なでしこジャパン、世界ランキング7位)は13日、金沢市でガーナ代表(同65位)との国際親善試合に臨む。故障明けの昨年ワールドカップ(W杯)得点王、MF宮沢(マンチェスター・ユナイテッド)が、五輪前の限られた実戦機会でどんなパフォーマンスを見せるか、注目される。

「スピード感 戻ってきた」

 10日のなでしこリーグ1部・ヴィアマテラス宮崎との練習試合では、本来の前線の左に加え、守備時は最終ラインまで下がるウィングバックで、それぞれ30分間プレーした。約1か月ぶりの実戦で見せ場こそ作れなかったものの、「体やスピード感は戻ってきている感覚がある」と表情は明るい。

 昨年12月の右足首骨折から代表に本格復帰した5〜6月のスペイン遠征のニュージーランド戦では、ボールを受ける回数が少なく、持ち前のスピードも発揮できなかった。「ゴール前でのチャンスメイクはまだまだ足りない。チームとしての戦い方も精度を求めていきたい」。完全復活に向け、定位置をつかみつつある左のDF北川(INAC神戸)らとの連係向上がポイントとなりそうだ。

 宮沢と同じ前線のポジション争いでは、昨季三菱重工浦和でWEリーグ得点王に輝いたMF清家や、ニュージーランド戦で代表初ゴールを挙げたFW浜野(チェルシー)らが着実に力をつけており、競争は激しさを増している。「どのポジションでも、任されたことを自分なりに表現できたらいい」と宮沢。まずはガーナ戦で好結果を残し、五輪本番へ弾みをつけたい。

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