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バブルリング元祖のシロイルカ「アーリャ」、出産10日後に天国へ…赤ちゃんは人工哺乳で保育

読売新聞 / 2024年7月12日 8時40分

バブルリングを披露するアーリャ=アクアス提供

 島根県浜田、江津両市にまたがる県立しまね海洋館アクアスは11日、シロイルカ「アーリャ」(推定26〜28歳)が死んだと発表した。シロイルカショーで恒例となっている「バブルリング」の芸を同館で最初に身に付けるなど、近年の人気を不動にした立役者だった。

 同館によると、アーリャは1999年にロシアから来館。2005年に口にためた泡をはき出す遊びをしているのを飼育係の職員が発見し、「バブルリング」としてショーで披露したところ、大人気に。芸はほかのシロイルカにも引き継がれ、現在は同館のショーの代名詞にもなっている。

 アーリャは今月1日に09年のシーリャ(雄)、14年のミーリャ(雌)に続き、3頭目の子供となる雌の赤ちゃんを産んだばかり。直後の3日からエサを食べなくなり、9日に抗生物質を注射するなどしたが、11日午前1時41分に死んでいるのが確認された。同館は鳥取大学と死因を調べる。赤ちゃんは人工哺乳で育てるという。

 湊直樹館長は読売新聞の取材に対し、「親子で公開できることを楽しみにしていただけに、深い悲しみを感じ残念でたまらない。アーリャはアクアスを支える強い柱だった。残された赤ちゃんを全力で育てていきたい」と話していた。

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