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相模原のリニア新駅工事現場、黒岩知事「エンタメの拠点に」…開業大幅遅れで利活用策を探る

読売新聞 / 2024年7月13日 7時46分

 相模原市のJR橋本駅近くに建設中のリニア中央新幹線神奈川県駅(仮称)について、黒岩知事は11日、開業までの間、工事現場をエンターテインメントの拠点として活用するため、JR東海との協議を進める考えを明らかにした。2027年としていた開業が大幅にずれ込むため、利活用策を探るという。

 黒岩氏は同日午前に行われた現場視察の後、報道陣に対し、「工事現場には芝居、ミュージカル、コンサートなど、色んな可能性が眠っている。『来たくなる工事現場の駅』として魅力的な活用を進め、リニア開通に向けて県民の気持ちを高めたい」などと述べた。

 リニア中央新幹線の開業は当初の27年から遅れ、早くとも34年以降の見込みで、その間、施設が使われないことが懸念されている。

 JR東海は昨年10月、地下約30メートルの工事現場に仮設テントなどを置き、同社の音楽クラブや地元高校の吹奏楽部が演奏するコンサートを開催した実績がある。黒岩知事と丹羽俊介・同社社長が6月初旬に面会し、新駅の活用を話し合う中で、視察が決まったという。

 県によると、幅18メートル、高さ16メートルの地下トンネルや、工事中の駅舎が見渡せる高台の広場(3300平方メートル)を、コンサート会場や劇場として使うことを模索している。工事現場のため、安全対策や、ビル8階分に相当する地下までの客の誘導路確保が課題という。

 同社の担当者は「地域の人たちにリニア工事を理解してもらうためにも、工事の 進捗 しんちょく状況を勘案しながら協力したい」と話している。

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