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世界人口のピーク早まり、2080年代半ばに103億人…中国などの少子化影響

読売新聞 / 2024年7月12日 13時44分

 【ニューヨーク=金子靖志】国連は世界人口デーの11日、現在約82億人の世界人口が2080年代半ばにピークを迎え、推計で約103億人に達すると発表した。国連は従来、今世紀末に109億人まで増加してピークに達するとみていたが、中国などで出生率が低下していることが影響し、ピークが早まったという。

 国連の報告書などによると世界人口は1987年に50億人、2011年に70億人、23年に80億人を突破した。80年代半ばに世界人口がピークを迎えた後、徐々に減少し、今世紀末の2100年には約102億人となる見通しだ。

 従来の推計では2100年に109億人になると見込んでいたが、今回の推計では今世紀末時点で約7億人少ない数値となった。

 国連の担当者は、予測が減少した背景について、「中国など人口を多く抱える国々での出生率が以前の予想よりも低下したことが影響した」と説明した。中国は15年に人口抑制策「一人っ子政策」を廃止したが、合計特殊出生率の減少が続いているとされる。

 世界全体の24年の出生率は2・25で、1990年に比べて1・06減少した。中国のほか、日本やスペインなど世界の5分の1の国・地域が、出生率1・4以下の「超少子化」だという。

 24年の平均寿命は73・3歳で、54年には77・4歳に延びる。80年までに65歳以上の人口が、18歳未満を上回る見通しだという。

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